季節の変わり目は、調子を崩しやすくなります。
僕の場合、そんなときに真っ先に疎かになるのが掃除です。
「明日でいいや。」
一日くらいなら、たいしたことはありません。
でも、その「明日」が何日も続くと、少しずつ物が溜まり、部屋が乱れていきます。
そして不思議なことに、部屋が乱れると、何をするにも少し億劫になる。
先日、溜まっていたものを思い切って片付けました。
すると、部屋だけではなく、自分自身まで少し動きやすくなった感覚がありました。
今日は、その話です。
目次
掃除とは、必要と不要を分けること
掃除には、処分と整理があります。
捨てるものを決める。
残すものを決める。
残したものを、あるべき場所へ戻す。
考えてみれば、これは小さな意思決定の連続です。
必要か、不要か。
残すか、捨てるか。
ここか、あそこか。
掃除をすると頭がすっきりするのは、この作業と何か関係があるのかもしれません。
科学的なことは分かりません。
ただ、体感としては明確です。
視界から余計なものが減っていくと、頭の中からも余計なものが減っていく。
掃除とは、空間を整えながら、自分の判断を取り戻していく作業なのだと思います。
空間が整うと、次の行動が見えてくる
さらに面白いのは、その後です。
部屋がきれいになると、急にいろいろなことをしたくなります。
ストレッチをしたい。
音楽を聴きたい。
ワインを飲みたい。
本を読みたい。
掃除をする前から、やりたいことは同じだったはずです。
でも、空間が乱れていると、その小さな欲求が埋もれてしまう。
逆に、空間が整うと、「今、何をしたいか」が見えやすくなる。
そして、すぐに動けます。
これは仕事でも同じだと思います。
パソコンのデスクトップ。
ぎっしり詰まった予定。
増え続けたTo-Do。
余計なものが多いほど、次に何をするかを決めるまでに、小さな判断が増えていきます。
逆に、必要なものが整理されていれば、迷わず次へ進める。
だから僕は、掃除を単なる家事だとは思わなくなりました。
パフォーマンスを上げる前に、パフォーマンスを発揮できる状態をつくる。
掃除は、その一番身近な方法なのかもしれません。
ときには、ダムを決壊させる
もちろん、毎日きれいに整え続けられれば理想です。
でも、それができない時期もあります。
以前、ある申請のために、過去一年分の領収書をまとめて整理したことがありました。
膨大な量でした。
一枚ずつ確認し、分類し、集計していく。
決して効率のいい状態ではありません。
本来なら、日々少しずつ整理しておけばよかったのでしょう。
それでも、溜まっていたものを一気に処理し終えたときには、独特の爽快感がありました。
まるで、溜まり続けていた水が一気に流れ出すような感覚です。
僕はこれを、勝手に「ダムの決壊」と呼んでいます。
もちろん、溜めることを勧めたいわけではありません。
ただ、毎日完璧に管理できなかったからといって、そのまま放置する必要もない。
気づいた日に、一気に流してしまえばいい。
大切なのは、乱れないことではなく、乱れたときに戻れることなのだと思います。
掃除をして、余計なものを減らす。
自分が何をしたいのかを、もう一度見える状態にする。
そして、また動き始める。
掃除は、パフォーマンスの原点だ。
僕は、そう思っています。
Key Takeaways
- 掃除は、必要と不要を分ける小さな意思決定の積み重ねである。
- 余計なものを減らすと、「次に何をしたいか」が見えやすくなり、行動へ移りやすくなる。
- 大切なのは常に整っていることではなく、乱れたときに自分を整った状態へ戻せることである。
あなたへの問い
最近、少し乱れたままになっている場所はないでしょうか。
部屋でも、机の上でも、パソコンのデスクトップでも構いません。
すべてを完璧にする必要はありません。
一か所だけ、余計なものを減らしてみる。
そこが整ったとき、あなたは次に何をしたくなるでしょうか。